H.I.S. SUPER電力は、再生可能エネルギーを利用して発電・電力供給を行う会社です。安定した燃料等の確保にはじまり、発電事業用地取得や発電・電力供給に至るまで、他社との連携をも織り込みながら発電事業を推進します。環境保護の観点から、石油・石炭から自然にやさしい燃料への転換とエネルギーの効率化、生産方法や蓄電方法の技術革新が進むことは必須で、循環型の社会になっていきます。バイオマスに限らず太陽光や風力などの自然エネルギーを含め、国内のみならず海外進出も視野に入れ発電事業を拡大します。
世界経済を支えてきた石油や石炭などの化石燃料は確実に枯渇の時を迎えます。昨今、省エネやCO2 削減などの動きが徐々に盛んになってきていますが、まだまだ化石燃料をもとにしたエネルギーに依存する割合が大きいです。現状のまま化石燃料を使い続け本当に枯渇が切迫した状況になり、貧富の格差や争いによって世界平和が侵害されることがあってはなりません。
化石燃料の枯渇の問題に向き合うためには、残された化石燃料を分け合って大事に使うこと、省エネやエネルギー効率の向上などによる使用量の削減、化石燃料から再生可能燃料への転換が必要になります。また、化石燃料の使用を減らすことは地球温暖化の一因となる CO2 排出量の削減にも非常に効果的です。しかしながら、化石燃料から再生可能燃料への転換は電気のスイッチのようにすぐに切り替えることはできませんので、ひとつひとつできることから速やかに実現させていかなければならない世界的な課題です。
土地や環境・労働といった問題点が指摘されていますが、その問題を解決するためにできたのがRSPO認証基準です。国際的にもこのRSPO(※1)認証や同等の認証を取ったもののみを取引の対象にする動きになっています。パーム油産業に関しては、いくつかの国々が主軸産業として成り立つよう、環境に配慮しながら生産に取り組んでいます。いろいろな角度から総合的に地球全体の環境保護や人類の創造的発展を考えるのであれば、パーム油産業に自国の未来を描く国々の取り組みや、パーム油の食品以外の化学品向けなどの利用拡大を支援することが大事です。H.I.S. SUPER電力は、RSPO認証など健全に運営・生産をしていることが認証されたパーム油の普及・流通量拡大に貢献していきたいと考えています。
H.I.S. SUPER電力株式会社は2019年3月22日にRSPO正会員の一員となりました。
https://www.rspo.org/members/9068
2019年4月18日に経済産業省で行われた「第1回・総合資源エネルギー調査会省エネルギー・新エネルギー分科会 新エネルギー小委員会・バイオマス持続可能性ワーキンググループ」では、パーム油を含む全ての植物油が石油・石炭に比べ温室効果ガス排出量が少ないとの調査結果が示されています。
https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/shoene_shinene/shin_energy/biomass_sus_wg/001.html
H.I.S. SUPER電力は、資源の制約や地球温暖化などの環境問題、生物多様性の劣化、人権問題(※2)など、持続可能な開発におけるリスクを認識し、持続可能な燃料の調達に取り組みます。事業が自然資本に依存していることを認識し、パーム油の調達に関しては原産地の森林破壊ゼロを支持します。
① 農園およびサプライヤーが、RSPOの原則と基準(※3)に合致していることを確認します。
② 原産地の森林破壊ゼロを確認します。
③ 原産地のトレーサビリティを確保します。
④ RSPO・農園・サプライヤー・NGO・専門家および第3者機関など、さまざまなステークホルダーと連携します。
※1 RSPO
Roundtable on Sustainable Palm Oil(持続可能なパーム油のための円卓会議)
RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)とは?
国際的な認証制度の事で、7つの環境関係団体が設立した非営利組織です。世界各地で行われているパーム油の生産が、熱帯林の保全やそこに生息する生物の多様性、森林に依存する人々の暮らしに悪影響を及ぼさないよう持続可能なパーム油の生産と利用を促進することを目的としています。RSPOの認証を受けたパーム油は、公正な労働条件、地域住民の土地と地権の保護、原生林の伐採禁止、プランテーション内の野生生物の保護などをクリアしている事を第三者機関で確認・認証していることを示しており、日本でも固定価格買取制度(FIT制度)の適用条件としています。
※2 HISの基本方針に従います
https://www.his.co.jp/csr/agenda/
※3 原則と基準
Principles and Criteria for the production of the sustainable palm oil
資料(2.4MB)
日本初のパーム油を燃料としたコンバインドサイクル発電所です。9,789kWのディーゼルエンジン発電機4台で発電し、さらにその排熱を利用して1,940kWの蒸気タービンで発電をおこなう総出力41,100kWのバイオマス発電設備です。本来、発電所は燃料を使って発電するに留まりますが、私たちが目指す発電所は「地域と共に創る発電所」です。発電により発生した排熱で蒸気タービンを回しもう一度電気をつくり、更に余った熱を利用し角田市に新たな産業を生み出したいと考えています。
所在地 | 宮城県角田市 梶賀字高畑北174番地 他 |
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敷地面積 | 18,170㎡ |
設備出力 | 41,100kW |
推定年間発電量 | 350GWh |
マークが付いているものは説明が表示されます。
<方針>
①当社は、バイオマス発電事業計画策定ガイドラインの主旨や、持続可能なパーム油の生産と利用拡大と普及を目的としたRSPOの取組みに賛同し、パーム油を利用する企業として、持続可能なパーム油の調達を積極的に取り組んでいます。
②当社は、持続可能性の確保に関する自主的取組として、契約先の商社及び調達元の供給会社と協力し、持続可能性の基準に適合したRSPOのセグリゲーション(SG)方式の認証油のみを使用します。
<トレーサビリティについて>
当社は、燃料となるパーム油の調達契約を国内商社と締結しています。燃料は主に東南アジアの生産国からタンカーで海上輸送され、発電所の燃料タンクまで運搬されます。当該商社は、当社取組方針に基づき、調達元となる現地供給会社から持続可能性の基準に適合したRSPO SG認証のパーム油を安定的に調達しています。各工程でのトレーサビリティ管理は認証機関が定めるサプライチェーン管理の手順を用いて分別管理され、当社はこれを証明する個別の固有識別番号を把握しています。
※使用燃料における固有識別番号はこちら
HISグループは旅行事業を主軸事業とし、ホテル事業・テーマパーク事業・エネルギー事業など幅広い事業を手掛けています。旅行事業は平和産業であり、世の中が平和でなければ産業が成り立ちません。世界には様々な国・人種・文化・宗教があり、異なる考えが同居していますが、その垣根を越えて多くの人が相互理解を深める事こそ世界平和につながります。HISエネルギーホールディングスは微力ながらエネルギー事業により人類の創造的発展と世界平和に寄与していきます。
エネルギー事業は世界に対して大きな役割を担っています。膨張を続ける経済、大量消費を支えたのもエネルギーですが、 残念ながら環境保護という言葉を生んだきっかけもエネルギーによるものです。地球が抱える悩みが経済成長・社会的包摂・環境保護だとすると、エネルギー事業は多くのことを解決できる事業であると考えています。
それぞれの時代を支えた産業はエネルギーと密接に関わっています。人力や馬力の歴史から始まり、蒸気機関を動力源とした産業革命は、今や自動化から自立化の時代に入っています。これまでエネルギーによって多くの人々の生活を豊かにし、時代をつないできましたが、今後はエネルギーそのものの変化が必要であり、次に訪れる革命はエネルギー革命と言われています。HISエネルギーホールディングスはこの時代の変化に対応し、限りない人類を未来へつないでいくために事業を拡大していきます。
HTBエナジー株式会社は、ハウステンボスから生まれたエネルギー会社です。新電力(PPS)会社として、エネルギーコスト削減を提案し、地球環境問題に積極的に取組むことで人々の豊かな生活と地球環境の調和を目指します。
WEBサイトはこちら社名 | H.I.S. SUPER 電力株式会社 |
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設立日 | 2017年(平成29年)3月22日 |
資本金 | 5,000万円(2019年4月1日現在) |
所在地 | 〒105-6905 東京都港区虎ノ門 4-1-1 神谷町トラストタワー 5階 |
事業内容 | 再生可能なエネルギーを 活用した発電事業、開発、運営 詳細は「事業内容」セクション をご参照ください。 |
役員 | 取締役会長 澤田 秀雄 代表取締役 赤尾 昇平 取締役 織田 正幸 取締役 中谷 茂 監査役 関田 園子 |
H.I.S. SUPER 電力株式会社
〒105-6905